NFTとは? 今さら聞けないNFTの仕組みを分かりやすく解説

 

今更聞けない話題のNFT。この記事では初めてNFTという言葉を聞く人にも分かりやすくその仕組みや構造を記していきましょう。

 

本記事で分かること

✅NFTの意味と全体像
✅NFTの大まかな知識
✅NFTの仕組みや構造

 
 

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レオ
仮想通貨が500円から購入できて、取引所の手数料は無料だよ!

 

日本円の入金を忘れないように気を付けましょう。  

NFTとは

NFT
「Non Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、仮想通貨でのブロックチェーンという技術をもとにデータを管理されています。

 

 

といっても、よく分かりづらいですよね。

 
 
非代替性トークンを付けることによって、唯一無二の価値を生み出せるようになり、世界に1つも同じものが存在しない証明になります。

 

つまり、世界に同じものやコピーした偽物などが存在しないようになり、その証明書を見せただけでその所有物が誰かが分かるようになるのです。

 

例えば、今までInstagramでアップロードしたインスタ映えの画像が、ネットのどこから引っ張ってきたものなのかは分かりませんでしたが、これからの時代はその画像の元の所有者が分かるようになるのです。

 

つまり、NFTは「唯一無二」の「データの証明」と言い換えることができるんだ。

 

 

 

NFTは、そのデジタルコンテンツやデジタルデータが世界に1つにしかない“印”であることを証明するものであり、他の人がコピーしたり複製できないようにするシステムです。

これまでYouTube等で違法に音源や画像が複製されたり、違法ダウンロードされることがありましたが、これからの時代では通用しないことを示しています。

 

非代替性トークンは本物の価値を証明するという仕組みということ

 

 

NFTがなぜ有名になったのか

 

NFTが知られるきっかけとなったのは、2017年後半に公開された「クリプトキティーズ」というゲームでした。


このクリプトキティーズは、バーチャル空間で猫を売買、交配して自分だけの猫を集めるという、育成・コレクト型のゲームです。

 

 

昔のたまごっちみたいなものだよ。

 

 

ユーザー同士が自分が育てたデジタル上のネコを、NFTを利用して売買できるようにしたのです。

そして、この仮想空間上の猫にも関わらず、1200万円等の大きな金額を掛けて遊ぶ人が増えてメディアに取り上げられるようになりました。

 

NFTが注目される理由

 

クリプトパンクスやジャックドーシーの高額取引によって、そのデジタルコンテンツに対する見方が変わってきたのです。

✅クリプトパンクスとは、デジタルキャラクター画像から構成されるNFTアートのこと
 
 

クリプトパンクス(cripto punks)は世界最古のNFTと呼ばれてます。

このドット絵は、24✕24ピクセルのデジタルキャラクター画像が10,000個存在してますが、全く同じ絵が1つも存在しません。

また、このクリプトパンクスは、リリース当初10,000個限定で無料配布されていましたが、2021年には1つ数千万円まで価値が高騰していき、注目を集めるようになりました。

 

ドット絵なのに高値で取引するのがNFTの凄さだね。

 

更に、あのクレジットカードの大手ビザ(Visa)がこのクリプトパンクス(CryptoPunks)の販売額が過去最高を記録して一気に熱狂的に世間に広まるようになったのです。

この時の、クリプトパンク 7610の価格は49.50イーサリアム(ETH)、約15万ドル(約1700万円)といわれ、大手企業もNFTに参入してる面から見ても如何に規模が大きいかが分かるでしょう。

また、更に2022年2月に、クリプトパンクスの#5822が驚愕の8,000 ETH(約27億円)で売却されました。

たった1つのドット絵が27億円という金額で落札されるのは夢の話ですね。

 

また、ジャックドーシーのツイートが3億円で落札されたことも有名な話です。

 

 
✅ジャックドーシーは、米Twitterと米SquareのCEOを務める大物でTwitterの創設者
 

 


なんと、世界初のツイートがNFTに出された瞬間に約3億円という金額で落札されて、瞬く間に話題となりました。それだけ「本物」という証明に価値がつくというわけですね。

 

普通なら「タダの」ツイートは誰も購入しません。しかし、世界初というオリジナリティとブランドを持ち、その過程に付加価値を付けられたものが高額で取引をされます。

 

自分のツイートを闇雲にNFTに変えても、買ってくれる人はいませんが、ジャックドーシーのように有名だったり、何かに影響を与えた人であれば億単位で稼ぐ人も現れるのです。

 

NFTを売買するマーケットプレイス

 

「自分もNFTで稼ぎたい!」

「出品方法を教えて欲しい!」

と思いますよね?

 

上記のように、デジタルコンテンツとしてNFT化したものは、それを取引したり、自分で作ったNFTを売ったりすることが出来るようになります。

その取引を可能にした場所がマーケットプレイスです。

 

マーケットプレイスとは?

 

✅NFTによって、クリエイターが証明されたデジタルデータや作品等を出品・販売・購入できるプラットフォームです。
 
 
利用者同士がそれぞれ保持しているNFTを仮想通貨にて売買(二次販売)したりできるNFTアートの売買プラットフォームのことを指します。

 

➡マーケットプレイスで可能なこと

 

  • 製作したNFTを販売
  • 販売されているNFTを購入
  • 購入したNFTを再度販売

     

利用者はマーケットプレイスを介して、自由にNFTを取引することが可能になります。

このマーケットプレイスに登録しなければ、自分のアートや写真、音楽コンテンツ等は販売することは出来ません。

このマーケットプレイスに出品されているものは、製作者や所有者を記録しているもので、世界で唯一無二の価値を証明できます。

 

 

簡単に言えば、無形の商品が売れるメルカリ版みたいなものだよ。

 

 

当然ですが、メルカリに登録しなければ商品を販売することが出来ませんよね。

だからまずは、マーケットプレイスに自分のアカウントを作る必要があります。

 

このNFTマーケットプレイスで、利用者が自由にNFTアートを制作できたり、NFTの売買で利益を上げられます。

 

すでにコインチェックの口座開設をしている場合、NFTの出品・購入・保管がスムーズに出来るようになるので、この機会にCoincheckNFT(β版)を利用するのをおススメします。
 

 

 

マーケットプレイスを選ぶ時にチェックして欲しいポイントが3点あるので、それぞれ解説していきますね。

 

  1. 信頼性
  2. 手数料
  3. 仮想通貨

 

 

1.信頼性

 

NFTはまだまだ発展途上で、日本に浸透している段階です。市場や歴史が浅いため、充分なセキュリティがまだ整っていないため、悪意のある業者や個人が参入してるのも事実。

よく分からないまま名も知れないマーケットプレイスに登録をして取引をすると、トラブルに巻き込まれたり、自分の個人情報を悪用される可能性もあります。

実際に仮想通貨による詐欺やトラブルは多数発見されているので、どこのマーケットプレイスで取引するかは自分の資金を守る上で慎重に選びましょう。

 

また、NFTはブロックチェーンの技術によって、唯一無二を証明できる特徴はありますが、既にコピーされたデジタルコンテンツ(音楽、アート、画像など)が出品されていたり、著作権侵害にあたるものが取引されてしまうケースもあるので注意してください。

 

とにかく直ぐに始めたいと思っても、まずはそのマーケットプレイスの運営元等の情報を入手して、必ず信頼できる場所を選んでいきましょう。

 

2.手数料

 

NFTは決済する仮想通貨によって、手数料がどうしても高くなってしまいかねません。

マーケットプレイスによって扱う仮想通貨も変わるので、手数料も少ない所で5%、多い所で15%かかる場合があります。

 

NFTアート等を販売して利益を可能な限り多く残したい方は、手数料が安いマーケットプレイスを選ぶようにしましょう。

 

基本的に今はイーサリアムで取引を行うマーケットプレイスが多いですが、手数料が多くかかるので注意が必要です。

 

 

専門用語で手数料を「ガス代」とも呼ばれたりするよ。

 

 

3.仮想通貨

 

どの仮想通貨を取り扱っているのか等の利便性をチェックしましょう。

海外のopensea等であれば日本円で決済できない場合があったり、名も知れない所だとそもそも日本語に対応していません。

仮想通貨の決済可能数が多くて、なおかつ日本語対応のものを利用すればこれから出品や購入がしやすいですよね。

 

 

海外と日本でそれぞれ有名なマーケットプレイスがあるんだ。

 

 

 

おすすめマーケットプレイス

 

国内・海外を含めて信頼できるマーケットプレイスを3つほど紹介していきましょう。マーケットプレイスは複数存在しますが、特にこの3つを覚えておけばまず間違いないので特徴を解説します。

  1. Coincheck NFT
  2. AdambyGMO
  3. OpenSea

 

 

 

1.CoincheckNFT(β版)

 

あの大手国内取引所のCoincheck(コインチェック)が運営しているマーケットプレイス。ビットコインで億万長者が出てくるようになってCMも増えましたね。

 

このNFTのサービスは2021年3月にスタートして現在はβ版として利用されています。

 

Coincheck NFTの特徴

既に口座開設している方は直ぐに使える
決済利用可能通貨が15種類(国内No.1)
出品・購入手数料が無料
金融庁登録済みの暗号資産交換業者

 

Coincheck(コインチェック)に口座開設している方は、すぐにNFTの出品・購入・保管が可能です。

また通常であれば、NFTの購入や出品時にはその都度手数料がつきものですが、コインチェックは独自のオフチェーンという技術を元にしているので手数料が無料になっています。

 

決済もイーサリアム(ETH)を含めて15種類の通貨を利用できるので、魅力的ですね。

 

coincheck NFT特徴一覧
コンテンツゲームアセット
トレーディングカード
日本円対応不可
手数料販売手数料:10%
出庫手数料:0.01〜0.16ETH
ネットワークイーサリアム
決済通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リスク(LSK)
リップル(XRP)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
アイオーエスティー(IOST)
エンジンコイン(ENJ)
オーエムジー(OMG)
パレットトークン(PLT)
ネム(XEM)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
ライトコイン(LTC)

 

 

2.AdambyGMO

 

AdambyGMOの特徴

NFTコンテンツの種類が豊富
購入したNFTを二次販売できる
日本円(クレジットカード支払い・銀行振込)決済が可能

 

 

AdambyGMOはGMOグループの子会社が運営しているマーケットプレイス。

Adam byGMOで出品されているコンテンツの中には、購入者のみが見ることのできる「保有者限定コンテンツ」が含まれるものもあります。

 

Adam byGMOで取引できるNFTとして、デジタルコンテンツの種類が多く(アート、イラスト、マンガ、動画など)、コインチェックよりも様々な商品を取り扱っています。

また、これまでの決済通貨は、イーサリアムなどの仮想通貨のみで決済や取引が主流だったりして、日本円が利用できないところも多くあります。

 

しかし、AdambyGMOであればクレカや銀行振り込みでも気軽にNFTを売買できるので使いやすいですね。

 

AdambyGMO特徴一覧
コンテンツデジタルアート
日本円対応可
手数料販売手数料:5%
クレジット決済手数料:3%
振込手数料:300円(日本円取引)
ネットワークイーサリアム
決済通貨イーサリアム
日本円(クレジットカード・銀行振込)

 

3.OpenSea

 
Openseaの特徴

世界中のクリエイターが登録している
ネットワーク手数料が高い
NFTを無料で簡単に作れる
日本語に対応している

 

OpenSea特徴一覧
コンテンツ ゲームアセット
デジタルアート
トレーディングカード
デジタルミュージック
ブロックチェーンドメイン
ユーティリティトークン
日本円対応不可
手数料販売手数料:2.5%
ネットワークイーサリアム
Polygon
Klaytn
テゾス
決済通貨イーサリアム
MATIC
Klaytn

 

Openseaは2017年12月から運営している海外最大手のマーケットプレイスです。

なんと、利用者は100万人を超えており、約400万点以上のコンテンツが出品されています。また、取扱コンテンツも幅広く、初めてNFTをスタートする人はopenseaから始める人も少なくありません。

 

 

openseaは、パソコンがあれば、NFTを誰でも無料で簡単に作ることが可能です。

NFT始めたばかりの初心者はほぼ皆さんopenseaから始められる方が多いでしょう。

 

「とりあえずNFTを作ってみたい」と思う方にはもってこいのプラットフォームですね。他のプラットフォームでは費用がかかるところもありますので、気軽に作成できるのはメリットになります。

 

NFTを始める時の注意点

 

NFTを始める際に、なんとなく勢いで始めるのは注意が必要です。その注意点を下記3つにまとめましたので一緒に見ていきましょう。

 

法整備が準備できていない

 

NFTは2020年後半頃からブームになり始めました。

まだNFTやブロックチェーン技術は、馴染みのない不完全な仕組みでもあります。

 

なお、著作権や取引慣行についての問題が明確ではありません。

NFTアートで売買をした後に所有権は持っても、著作権は剝奪されないので、どこまでが境界線になるのかを考える必要がありますね。

 

市場価値が下がる可能性がある

 

NFTの稼ぎ方はいくつかありますが、NFTを売買して利益を獲得したいなら当然価格相場が下がることもあります。

また、自分が制作したNFTアートや音楽コンテンツ等が売れる保証はありません。

 

実際に世界初のツイートをしたジャックドーシーの後に、孫正義氏のNFT化したツイートは大きな金額にはなりませんでした。

 

偽物や詐欺の可能性がある

 

これは上記でも話しましたが、まだまだ市場として仕組みが整っていないので、違反したコンテンツが出品されたり、自分のアカウントが危険性に晒される可能性があります。

 

一度購入したり、登録をする際はその情報が正確かどうかを見定めましょう。

 

 

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